急激に食べたいものとほしいものが無くなっている
もしも宝くじが当たったら?
と、よく考える。しかも、6億のやつ。
使い道を考えると、楽しい。人生も大きく変化するだろう。
しかし、ふと気が付いた。
そういった爆発的な欲はあるのに、
現実に戻ると、ほしいものがない。
正確に言うと、どうしても欲しいというものがない。
最近ユニクロが安かったので、買った。
欲しい本があったので、アマゾンさんにお願いした。
これ以上に欲しいものがなかった。
また、食べたいものもない。
正確に言うと、どうしても食べたいものがない。
昔なら、どうしても、焼き肉が食べたかった。
手巻き寿司も晩御飯に出ると最高だった。
しかし、今は妻に「何食べたい?」「なんでもいいよ」を繰り返す。
どうしてだろう?あきらめの境地か?それとも、何かを持つことに
負担を感じ始めているのだろうか?
何かを所有すること、何かを食べることには、エネルギーが必要だ。
そのエネルギーが切れてきた感じがある。
現在、家を買うことを着々と進めている。
まあ、本当にいうとノロノロだが。
こんな奴が、家を買うことに、真剣になるはずがない。
実は、心の中で、「どうでもいいかな」とも思っているのも事実だ。
当然、莫大な借金になるのだが、でも、最近のローンは、死んだら
チャラになるらしい。あ、もしもの時は、死ねばいいのか?
と思うと少し楽になる。
子供たちに、「負」だけは残せないだろうし。
働き盛りの私が実際は、「莫大な所有を考え今後莫大な教育費を負担しつつ、消費意欲が減退していくこの現象は、日本の経済の縮図である」と、勝手に想像して、家の間取りを考えている。