夜勤の思い出
学生時代はバブルだった。
アルバイトは腐るほどあり、フロムAとか、anなどのバイト雑誌はびっくりするくらいに分厚かった。
工事現場だと、1万5000円もらえたところもあり、20日働いただけで、
夏休みは、1か月間沖縄を放浪することができた。
4年生になって、就職だし綺麗なバイトをしたい。そして下心で、女子高生とお友達になりたいと思い、コンビニエンスストアのバイトをした。
夕方から入った。しかし、人手不足なのか、昼間働いて、その後夜勤にも入るというシフトを店長に組まれた。
仕事ができるという評価だったかもしれない。こっちとしても、夏休みなどは、稼ぎたかったので、喜んでやった。
しかし、1週間もしないうちに、体がおかしくなった。夜勤をやって、明けて次の日の午前中にシフトが組まれた場合、その夜は寝られなくなった。
しかも、体調を崩して、3日ぐらい寝込んでしまった。
店長にお願いして、夕方のシフトだけにしてもらった。
今思うと、確実に自律神経がぐちゃぐちゃになったのだと思う。
また、金が早急にいるようになって、1回だけ、夜勤だけの佐川急便の仕分けをした。
これが仕事のつらさの割に、8000円くらいしか手に入らなかったので、3日でやめてしまった。
そう、夜勤はまったく自分に向いてなかった。
現在、夜勤のあるお仕事は多い。消防、警察、看護師さんに工場勤務。本当に尊敬している。なぜか、自分にはとても不可能だと思うからだ。たぶん、これからも、どんなに金が良くても、夜勤のある仕事はしない。希望を言えば、夜に働く仕事もしたくない。
「人は、昼動いて、夜寝るようにできている」と確実に思っている。
今日も、誰かが夜勤をやって、日本経済を支え、治安を守っているのだと思うと、
感謝しかない。