喫煙者であったからこそわかる事
タバコを吸っていた。
しかも尋常じゃなくタバコを吸っていた。
異様に煙が出るらしく、大学の後輩たちは「怪獣のようですよ」と言っていた。
一日平均30本ぐらい。
飲み会があると、40本/2箱はいっていたかもしれない。
正直、16歳くらいから、家の前の自販機で夜中にこっそり買っていた。
だから、高校生がタバコ吸うなんて、当たり前だと思う。
友達の高校球児も下宿先はタバコが山盛りになっていた。今でも、
高校球児が爽やかな青年がごとく扱うのには、抵抗があるし、彼らにも
同情している。
(告白するが私の高校は、甲子園で爽やかな旋風を巻き起こしたことで有名)
そんな私も、29歳の時に、思い切って止めた。辞めた時は、よくタバコいっぱいに
咥え、火をつける夢を見た。さらに、飲むと吸いたくなって、手が震えた。
止めた理由は、単純に「金を払って、毎本、命を削っていることにばかばかしくなった」からだ。
そして、止めて、気が付いたことがある。
私は、周りに多大なご迷惑をおかけしていた。という事に。
今は、分煙が進んでいるが、それでも、そこら辺のラーメン屋は
吸いたい放題である。
せっかくおいしいご飯も、タバコの臭いがするとげんなりする。
また、他人の副流煙によって、健康被害になるのは、納得がいかない。
本当にごめんなさい。昔の俺。
昼休み、昼食時に、平気で他人の目の前で吸っていた。
そして、「マナーを知っているのか?!」と注意されたこともある。
本当にごめんなさい。
だから、下記のニュースにも、ばかばかしいと思う人も多々いると思う。
しかし、全面的に、賛成である。自分の子供にさえ、気を付けられないのに、
他人に気を付けることなど、絶対にできないからだ。
吸う権利を阻害するつもりはないが、周りを不快にする、被害を与える権利も
ないと知るべきだろう。人権はそれぞれに与えられるべきで、
自分の子供の対してもだ。
だから、止めてよかったと、いつも心から思っている。
朗報としては、世の中は、電子タバコへと移っているらしい。
よく知らないけど、煙、匂いの被害が出ないのであれば、
良い傾向だろうと思う。