株取引で失ったもの パート3
安倍政権誕生!!
これは、株取引者にとっては、大きな出来事だった。
みるみる塩漬けが抜け、利益を上げるようになった。
しかも、ここしかないと、先物も10枚買いという、お前は精神異常者か、
という買い方もした。
あれよあれよと資産は増えていき、年末には5000(単位は想像で)を超えた。
ここでやめておけば、今頃、もう少し精神の安定を保てたかもしれない。
しかし、結局、翌年、すべての利益を吐き出すことになった。
そう、⤴こうやって、伸びているときはバカでも勝てる。
しかし、その後、↝こうやって伸びているときは、バカはいつもの、
「少ない利益で勝ち、でかい損失で負ける」を繰り返す。
ギリシャショックに、中国ショック、ショックが何回も繰り返すたびに、
お金とメンタルが削られていった。
5000が4000になったとき、人はどう考えるか。もうすごい勝っているのだから、
ここで止めようとは考えない。1000を取り戻すことに邁進するのだ。
結局、15年間株をして、踊りに踊り、収支の±は0、何も残らなかった。
親に借りた金は、もう潮時だと思い、すべて返した。
せめてもと思い、30万だけ利益を上乗せしたが。
収益は±0だが、失ったものは多かった。
①時間・・・15年間これに費やした時間と労力はトータルでは計り知れない。
②金・・・誌や書籍でかなりのお金を使った。
③メンタル・・・15年間で幾度となく眠れない夜を過ごした。明日俺の金がすべてなくなるかもしれないという恐怖は、言い尽くしがたい。
④髪の毛・・・上両サイドが無くなった(ただし、年の可能性もある)
ちなみに、今は、ニーサで自分の貯金分、配当の良いものをゆっくりと持っている。
そして、3か月に1回届く四季報を1時間だけ見ている。
結論。株取引は、自分のルールを守れる、強いメンタルの奴が勝つ。さらに、今までにない、自分だけのルールを確立した奴だけが勝つ。
あとの奴は、確実に働いて、金ではない幸せを享受した方がいい。
でないと、メンタルが壊れ、金もすべて失ってしまう。と思っている。