会社に残るのは中途半端な者ばかり
今の会社に、勤続20年くらいいるのですが、
人の入れ替わりが、とても激しいです。
130人程度の会社ですが、今年も15人が辞め、
15人が新人としてやってきました。
昨年の新人は最短で半年でやめていきました。
人が定着しません。
なぜ、こんなに入れ替わりが激しいのか?
それは正直、少なく見積もっても、黒いからです。
部署によっては、土曜日、日曜日もあまり関係がありません。
給料はかなり少ないです。
私の年齢で「マジ?!」に、びっくりするくらい安いです。
その代わり、良いところもあります。
「外回り行きます~」と早く帰るのは黙認されています。
また、パソコンはすべての部署でつながっていて、
使い放題で、さらに暇な業務中に、ネットショッピングしたり、
ブログ見たり、様々な取引しているものは多々います。
仕事しなくても、めったに首になりません。
だから、できるやつは辞めます。
経営陣は出来るやつに、様々な仕事を振るからです。
そして、その割に給料は社会主義か?
というくらいに、横並びだからです。
「この人が辞めたらやばいだろう」という人も数々辞めていきました。
事実、ここを辞めた、ある主任は転職先でかなり活躍しているのを、
うわさで聞きます。
しかし、不思議なもので、それでも会社は回っていきます。
新人ばかりで、どうして出来るの?と思うのですが、
できるんです。やはり会社というのは一つの生き物で、
社員はその手足にすぎません。
歯車とも言います。
誰かが辞めたら、誰かがそれをやるだけです。
そして、過重に課せられたその誰かが、また辞めるだけです。
しかし、困ったこともあります。
そう、レベルが上がっていきません。
会社に適当にしがみつく、私のような適当な者ばかりが残るからです。
部長の私が見て、ほとんど「新しい改革」「新しい開拓」
はないに等しいものです。
よって、少子化や、景気によって、木の葉のように揺れ動きます。
しかし、それも仕方ありません。
会社が「このくらいでいい」と設定しているからです。
「金は出さん」と言っているのだから、
あとは、自分たちで防衛するしかありません。
新人に「仕事は自分のために一生懸命した方がいいけど、
絶対無理しないように」と給湯室で声をかけています。
こっそりと。
会社に労働力を搾取されないように。
会社に命をささげることのないように。
これからも、むしろ会社を利用しようと思います。
西洋ではそれが、当たり前だからです。
あと1週間で夢のゴールデンウィークがあります。
10連休です。
皆様が休めますように、お祈りいたします。