春は別れの季節。
ばーーーと熱が出た。
抑えていたマグマが、噴出したように、
有給になったとたんに噴火した。
39度を超えた。これから休みなのに!!!!
まさかのインフル?????
その日は震えながら寝た。悪寒と、運の悪さに。
結局、インフルではなかった。疲労と鼻炎と風邪のトリプルスリー。
点滴と、注射と、薬を飲んで安静にした。
しかし、休みが布団の中になったのは間違いなかった。⤵
なぜこんなに悔しがるのか?そうそれは一つの約束を台無しにしたからだ。
私の横に座っている女性社員(27)が退職することになった。
何かと信頼してくれて、よく話をして、2人で数回(いや正直たった3回)
食事をした仲だった。これが東京だったらなぁーーー。
毎週金曜日は誘って飲みに行き、そしていつかは・・・・・・。
と、普通のご家庭の中年男性が思うことを何回も想像した。
その女の子と最後にランチをすることになっていた。
デートプランも決めていた。フレンチレストランも調べ上げ、
そのあとのカフェで、盛り上がれば飲みに誘いそして・・・。
まあ、得意の妄想ではあるが、
実際には「そのあと」はとても無理があった。
理由
・彼女は私のことをカッコイイと言ってくれるが、それが男としてなのか不明
・夜、遅くなることへの妻への言い訳が思いつかない。
(かつ、異常に、本当に異常に勘が鋭い)
・そもそも、狭いこの町で、2人で夜いるところを職場の誰かや
取引先に見られるとマジ、マジ、まずい。そう私は妻帯者・・・・。
だから、実際には妄想に過ぎないのだ。
次の日、丁重に理由を言って謝ってお断りをして、その翌々日無理やり時間を
作ってもらい、お茶をした。彼女は引っ越しの準備で忙しかったのだ。
それでも、「お世話になりました。これはお礼です」
「○○さんのおかげて本当に楽しかったです」
と言って、限定のレトルトカレー(私が昼によく食べているから)と、
瓶に入ったサングリアの素(実はこれよく知らない)をもらった。
彼女はいつもニコニコして見ていて気持ちよかった。年齢も27なのに、
丸顔で幼く見えた。しかし、仕事はとてもできて、且つ的確だった。
そして、なぜか私よりも、会社の内部事情、特に人間関係に詳しくて、
いつもこっそり教えてくれた。そう、すべてに可愛らしかったのだ。
4年前から会社にいたのだが、私の部署で私の隣の席になったのは、
2年前からだ。そう、あのメンタルをやられて今にも崩壊しそうになった
時だった。だから、最初は全く話をしなかった。しかし、最後には
朝出社が嫌でも、この子に会えるから行こうかなと1%ぐらい思えたし、
筋トレがつらくても、この子にいつか裸見せる時が来るかもしれないと50%ぐらい
思って頑張った(そうです。キモオヤジです)。
だから、感謝しかない。(ToT)/~~~
いつもこの時期は誰か辞める。
軽いブラックだから、離職率がかなり高い。
みんな、新しい場所で幸せになってほしい。
なぜか、取り残された感がいつもしてします。
私は、もうここにしがみつくしかないのだろうか?
しかし、どこに行っても誰もが無理やり自分に納得させながら
(言い聞かせながら)やっているのだろうな。
また、4月によい出会いがあればいいなと思っている。
皆さん幸せになってください。
さて、花見行こ。 家族で・・・・