八日目のセミにメンタルを削られた
映画は好きで、よく見る。
特に、スターウォーズとか、トムクルーズとかのドンパチ物が好きだ。
DVDで借りる時もあるし、
1800円払ってでも暇なときに、たった一人で見ることが多い。
そんな私だが、このたび「八日目の蝉」をテレビで見てしまった。
要するに、暇だったからだ。
そして、妻が角田光代さんのファンで、以前からこの映画を絶賛
していたことも、頭に残っていた。
感想として、
やばい。ただでさえ不眠を抱えた、メンタル障害がある私なのに、
この映画は、やばい。メンタルが削られた。
最後の船着き場で、刑事につかまるシーンは、涙がどっと出た。
「その子はまだご飯食べていません」
脳みそがやられるかと思った。
しかし、みんなアイフルさんに同情的だったが、どう考えても
同情すべきは、本当のお母さんなのだが。この人は、メンタルやられた
感じで書かれていたので、「普通の人」は感情移入できなかったかもしれない。
また、マオちゃんが、「写真館で写真を見るシーン」も、追い打ちをかけて、
気絶するかと思った。
しかし、若干の疑問は残る。
①4歳までの記憶ってそこまで残るか?その後、ちゃんと育てられたら、
元に戻るんじゃね?「三つ子の魂百まで」って、嘘らしいし。
②自分じゃない子をそこまで愛せるか?(妻のお言葉)
③写真館のおやじ、15年以上たった顔を見ただけで、思い出すか?
④なんで、そろいもそろって、愛人に対して避妊しないんだ?
とはいえ、よい映画でした。妻に聞くと、この年の映画賞を総なめしたらしい。
映画館では、鼻をすする音が響き渡っていたらしい。
早速この夜は、子供を何回も抱きしめてしまった。(子供は嫌がっていたが)
家庭が崩壊したら、私のメンタルも崩壊するな。間違いないく。
若干夜寝られなかった。よって、朝から、1本の映画でとてもしんどい。
しかし、よい映画を見るのであれば、耐えられるしんどさだ。
個人的は、
八日目まで生きていたくない。「流れに沿って消えたい」とは思っている。