「千日回峰行」と私
何度も言っているが、メンタルが異常に弱い。
強さとは、「何事も動じない心である」とずっと前から思っていた。
9回裏ツーアウト二死満塁で、ヒットを打つやつ。
0-5から、挽回してセットをとるやつ。
顧客のクレームに冷静に対処するやつ。
と
真逆の人間である。
昔から、チャンスに弱く、
何かあるとすぐに動揺し、
翌日のプレッシャーで寝られなかった。
そんな欠点をどうやって克服したらいいのか、わからなかった。だから、登山や
バックパッカーで海外放浪とか、テニスで試合に出るとか、いろいろやったが、変わらず今に至っている。
もしかしたら、空手とか、合気道とか、柔道とかザ・武道のほうが、よかったかなと
も思っている。そんな私が、非常に尊敬している人がいる。いや、もはや生きる神様がいる。それが、「千日回峰行」をやり遂げた、塩沼阿闍梨である。
最近また、これをやり遂げた人が出て、ニュースになっていたので、知っている人もいるかもしれない。
「千日回峰行」は簡単に言うと、全48kmの山道(といってもほぼ登山)を一日も休まず、毎日午前0時に出発して、7年~8年かけてやり遂げる過酷な修行の事である。一日も休まずである(ただし、50日位は雪で閉山)走行距離は、地球一周分。睡眠時間は、約4時間。しかも、これだけではない。これをやって、仕上げに、「9日間飲まず食わず、寝ず!!??」という、荒行を遂げて、やっと、阿闍梨として認められる。
いや、もうこれ、やはり、神認定でしょう。
だから、去年とか、眠れない時とか、「大丈夫、塩沼さんは、9日間も寝なかった」思って、自分を励ましていた。
こんなことをやり遂げた人は、どこまでメンタルが上がるのだろうか。
寝られない。だるい。助けてくれ。と言っている私が恥ずかしくなる。
私が凡人で、決してジョブズや、本田圭佑ではないと知っているけれども・・・。
少しでも近づけるために、今から、瞑想します。
そして、たった8kmのランニングに出かけてきます。