家を建てるか、という決意が揺らぐ
私と家の老朽化が激しい。
トイレは水もれ、床は抜け、ネズミは出没する。
嫁もそろそろ、キレ気味で、
「いつまでここにいるわけ?」とか、
私の神経をめくりあげてくる。
家を買うという方法が、今一つわからなかった。
家ってどうやって買うのだろう。
インターネットや、新聞に入っている広告、雑誌情報では実はもう遅い。
ここら辺に掲載しているものは、大体売れ残っているものが多い気がする。
見に行くと、「えーーーーここかあ」という事がとても多い。
で、どうするかというと、不動産屋や、工務店を回ったほうが、独自の情報を持っている場合が多い。そして、最初に良い場所を抑えることが出来る。
しかーし、
1000円、2000円で家は買えません。という事は、莫大な資産を差し出すとなると、やはり、どんな物件を見ても、何か不満が残る。
もう少し広ければ・・・
もう少し南寄りで・・・
商店街が遠い・・・
結婚するのと同じ、どこか妥協しないと、おそらく一生手に入らないだろう。
それ以外に、やはり、私のこの豆腐メンタルがもつのかという問題がある。
少なくないローンを抱える事になるし、さらに、
新しい環境は結構なストレスを生み出すことになる。
私はこれらに耐えられるのだろうか。
と、季節の変わり目、体調が揺らいで行く度に、決意が揺らいでいく。
「頑張れ俺、いや頑張るな俺」今日も、自家用車でこっそり仮眠しながら、
時は過ぎていく。