メンタル壊してからこれからの人生を考えるblog

メンタルがいかれたので、それを克服するため、または、あきらめるためによしなしごとをヅラヅラ書き連ねるブログ

発症から1年たちました

また、6月がやって来た。

発症から、1年がたった。

症状や、睡眠時間、薬などの記録のために、時々つけていた、日記(みたいなもん)

を読み返してみても、よくここまで回復したなと自分で自分をほめてあげたい。

「うつ」パニック障害」「更年期障害」「健忘症」「不眠」「認知症」「難聴」

いろいろな、言葉を並べながら、不安な心を書いてある。

今思い返せば、本当にしんどかった。

 

しかし、だいたい、「大丈夫」「やれる」「もう少し」

など、自分を鼓舞することをしている。

症状は、何度も書いてあるが、不眠症だけが残った。しかも、次の日仕事や

プライベートで何かあるという日だけ、ちょっとした恐怖もまだ残っている。

 

発症の時期もよくなかったのではないかと、今なら冷静に思う。

特に、どこかの本にも書いてあったが、季節の変わり目、温度差があるとき、

そして、雨季(梅雨)は、体調を狂わすらしい。

長い雨は、メンタルによいとはやはり思えないので、とても納得している。

また、私にとって、よくないのは、6月は、1時間プレゼンをして、

顧客10人くらい、続けて2日間ぶっ通しで面接をしなければならないという、仕事があった。

 

その日が近づいてくるにしたがって、意識しないように、意識しないように、

と思えば思うほど、最大限意識した。もう15年も同じことをしているのに。

去年と、今年のプレッシャーは半端ないものだった。

 

前日は、当たり前だが、がっつり睡眠剤を投入して、また今年も、

死ぬ気で寝た。そして、滞りなく終わった。誰も俺を「うつ」「不安恐怖症」

とは思わいだろうなと、ぼんやりデスクで一人思った事だった。

 

こうやって、発症してから、行ったこと(認知したこと)に対しては、二度と恐怖を味わなくなっていった。

 

しかし、今度は、またプレッシャーのかかる「新しい事」が持ち上がっている。

そう、ここ5年くらいずっと妻と協議してきた、「家を買うか」とうい話である。

この「新しい事」に私は耐えられるだろうか。

久しぶりに、会社の飲み会ー歓送迎会に出てみた

会社員に、飲み会は必須である。しかし、

職場は、田舎にあり、ほぼ全員が車で出勤するため、都会の会社員のように、

「今日は疲れたね。一杯よってく?」

みたいな、流れはほぼない。時間と暇を持て余した、若人どもが、

週末に、気の合う同僚と、市内の歓楽街に出かけていくぐらいだ。

 

事実、私も20代後半から、30代前半、結婚するまでは、

フライディナイトフィーバーは、よくやっていた。

今思うと何が面白かったんだろうと、思うくらいに、女の子がいる

スナックに通った。

田舎のスナックは、都会のしつけの効いた店と違い、女の子が、話が下手。

むしろこちらが、話をして、盛り上げていた。

それで、2時間5000円ほどとられていた。もう一度言う。

何が楽しかったのだろう。

 

そんな具合で、結婚したら、ほとんど、行かなくなった。

しかし、そんな田舎の会社も、年に4回は飲み会が行われた。

会社自体が主催する飲み会が、4月の新人歓迎会と12月の忘年会の2回。

部署の飲み会が、1学期のお疲れ会、3月の退職者を送る会の2回だ。

 

去年の6月に、メンタルを壊してから、人前で飲む事がとてもしんどくて、

全部キャンセルしてきた。事情を分かっている、上司や同僚の一部は、まったく

誘わなくなったというのもある。しかし、徐々に体調が戻ってきた私は、

認知行動も必要であるという思いから、3月の部署の送る会に出席した。

 

退職者が滞りなく、挨拶をして、それから、座が乱れて思い思いの場所で、飲みだした。とりあえず、ドキドキ感は少しは無くなったので、楽しく飲めたのだが、

やはり、汗は尻や脇、顔から思いっきり出た。出されたおしぼりで、拭きながら

同僚と話をした。

 

こういった行為は、認知行動療法といって、パニック障害で治療にも有効である

と考えられている。つまり、大丈夫だと自分にわからせることが重要だそうだ。

事実、特に、何事もなく終えることができた。

これ以降、その後の飲み会は出席している。

 

ただ、1つだけ、思ったことがある。

あまり接点のない、一人の同僚が、やってきて、

「体調があまりよくないらしいですね?」「でも、全然元気に見えますよ。」

「まだ老け込む年でもないでしょう、期待してますよ、リーダー」

などと、軽口をたたいて、私の、コップにビールを注いだ。

 

そう、噂は、絶対に広がる。しかも瞬時に・・・・。

その夜は、あまりよく寝られなかった。

不眠症は、このような些細なことをネタにしながら、続いていく。

 

 

 

 

漢方について考えた。そしてやってみた。

この前の話にも出てきた、漢方。

漢方は、言わずと知れた東洋医学である。

 

西洋医学は、悪いところ(悪魔)を排除するという、とてもキリスト教的考えであるのに対して、漢方は悪も善もないよね。それも自分の一部と思って、取り込んでいきましょう。

 

みたいな療法。

やはり、調べれば調べるほど、睡眠剤や、抗うつ剤を長期摂取するのは、廃人への

道まっしぐらとわかってきたので、何とか、副作用の少ない漢方に移行できないだろうかと考えた。

 

しかし、一番最初に試した煮出す奴は時間も、お金も、臭いもとても耐えられない。

という事で、ツムラさんにお世話になることにした。

その症状で、様々な漢方の飲み薬が市販薬として売ってある。

特に不安で寝られないなどは、結構どこにでも何種類かおいてあった。

しかし、まあまあ結構高い。

一瞬、躊躇したが、買った。

まず、「柴胡加竜骨牡蛎湯」。精神不安があって、動悸、不眠など更年期障害に効くらしい。

あと、中途覚醒がひどいので、「加味逍遥散」も買ってみた。

 

だいたい、調べてみると、漢方は3か月以上も飲み続けないといけないというのは誤解らしい。また、副作用もないという事もないらしい。

1週間ぐらい飲んで、効かないのであれば、効かない。というもんらしい。

 

結果から言うと、わからない。きいたかどうか、わからない。

しかし、なんとなく効くかもしれない安心感は、得られるかもしれない。

 

よって、まず、漢方を飲んで、それでも寝られなかったらマイスリー5mmという風に

するようになった。そして、どうしてもの時に、グッドミン

これで、少し導入剤が減った。処方された1か月分が、3か月持つようなった。

相変わらず、朝だるいし、中途覚醒しまくりだが、快方に向かっていると信じたい。

ちょっと英会話

何か新しい事を始めよう。

新年度に入ってそう考えた。

仕事で、アメリカ、カナダ、オーストラリアにたま~に出張があるので、

英会話をしようと考えた。

前々から、英会話の勉強をコツコツしていたのだが、

初めては止め、初めては止めの繰り返しだった。

 

今まで、色々な参考書に手を出した。そして、一応すべて完成してやったのも

あるのだが、結局伸びているのか伸びていないのか、わからない。

そりゃそうだろう話す機会が日常に無いからだ。

 

だから、英語を話す環境が必要だと感じていたのだが、とても田舎に住んでいるので、例えば英会話教室に通うとなると、遠くて、絶対に行かなくなると

分かっていた。

更に、値段がとても高い。1か月4回で、8000円。個別なら、おそらくその何倍にも

なるだろう。

 

そこで、今流行りのオンライン英会話に手を出すことにした。

オンライン英会話の魅力はその値段と、自分の都合に合わせられることだ。

例えば、DMN英会話だと、何回利用しても、約6000円。

本気で毎日、複数回使用と思っている人間にとっては、使わない手はない。

しかも、毎日話をしていると、外国人と話す事にあまり緊張しなくなってくる。

さらに、先生がいつも、コメントで「君は素晴らしい」みたいなことを

言って、励ましてくれるので、とてもうれしい。

 

オンライン英会話は、今びっくりするくらい種類が豊富で、そのレベルや、方法、

教授の質など、各業者によって全く違う。

例えば、前出のDMNなら、比較的時間のある、留学したい大学生などには

ぴったりだと思う。

これが俺の大学時代にあったらな~とか、いつも思う。

 

しかし、社会人になると、毎日はとても不可能。

しかも、「まったく話す機会はない、そして、将来英語が必要かどうか

もわからない。でも何となくやっておきたい。」みたいな社会人は、

すぐに、止めてしまうだろう。だから、先生も一生懸命励まそうとするのだろうけど。

 

そこで、私は6回、3000円、4回2000円の1週間に1回気晴らしに、もしくは、

勉強したことを試すためぐらいの業者に、登録した。

 

結果、どうか。

まあ、少しは話せるので、苦痛ではないが、やはり、話をするだけでは、

特に伸びない。1週間に1回、25分、英語で話をしただけで、ヒアリングも

たいして変わらない。

やなり、テキストをしっかり予習、復習して、さらに、自分に合った

参考書を毎日、15分でいいから勉強する事だ。

更に、1年のうち、1回か2回英語を話す機会を持ち、「やっぱり英会話やっておこう。英語を話している俺かっこいいし」という気分を味わい、モチベーションを保つことが必要である。そうでないと、絶対にこの英会話レッスンを続けることは不可能であると思う。

 

ただし、私の場合、気を紛らし、前向きになるために始めたことで、

むしろ治療だと思ってやっている。

しかし、いつまで続くかはわからない。

正直3ヵ月でめんどくさくて、止めたくなっているし。

 

もし、あなたが、若いのであれば(30前)、TOEICのスコアを上げる

事に情熱を燃やしたほうがいい。それは、将来に役に立てることが出来るからだ。

 

若くない私は、

次は、何を始めようか、思案中である。

 

著名人たちの睡眠障害

睡眠障害を調べていくと、結構な人がこれに苦しんでいることが分かった。

5人に1人は、睡眠に何らかの問題を抱えているらしい。

10人に1人は、絶対に私か、もしくは私以上に、悩んでいる人がいるはずだと思っていた。

 

そう思っていたら、結構有名な人たちが、睡眠障害になっていることが分かった。

例えば、一番びっくりしたのは、椎名 誠である。

 

ぼくは眠れない (新潮新書)

ぼくは眠れない (新潮新書)

 

 椎名 誠と言えば、キャンプや、旅行を繰り返し、その体験を本にして、お金を

もうけ、そのお金で更に、キャンプや旅行を繰り返すという、夢のような

生活を送っている・・・・と思っていた。

 

しかし、現実には、私より若い30歳の後半ストーカー被害にあってから、

35年間ずっと不眠症を抱えている。と知った。

こんなに、楽天的で(私の勝手な想像)、人生に前向きな人間でも不眠症になる。

さらに、35年間それが続いている。

という事実は、ほんとうに私にとって衝撃だった。

 

彼は、10時過ぎには布団に入るが、2時には目が覚める。

そこから、眠くなるまで寝られないそうだ。

次の日、どうしても起きなければならない日は、睡眠剤を投入する。

それ以外は、何時に起きても、良いとしている。

治ってないのだから、治療方法も書いていない。

最後に、「落語を聞いてリラックス」というくだりは、腰が砕けた。

こちとら、あなたのように、自由業ではなく、仕事があるんだよ。

だから、ぜっていに起きなければならない。毎日。

と、何故か、八つ当たりした。実際はファンです。

 

この本から、どうしたら、治るだろうかと、思っていたが、どうも実は、あきらめる気持ちを持つ方が必要なのではないだろうかと思うようになった。

 

自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)

自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)

 

 同僚の事務の女性、(以前とは違う人。事務の女性と仲良くなる癖がある。)

この女性は、急に立ち眩みと、耳鳴りが襲ってくるらしい。

その人が、私に言った。

「たぶん、もう元に戻ることはないと思うよ。たぶん、脳のどこかが、

つながってしまったのよ。だから、直すというのは無駄で、どうやって緩和するか、

付き合っていくかを考えたほうがいいんじゃない。」

「私は、耳鳴りが始まったら、席を立つようにしている。車もすぐに止めて、

その時が収まるのをじっと待つようにしてしているわ。ちょっとひどいのは、漢方

を飲むようにしている。漢方は市販でも売っているし、気軽に手に入るし。

あきらめちゃった方が早いよ。」

 

椎名誠の現状と、この事務の女性の話は、私にショックを与えたともに、

乗り越えようという気持ちから、受け入れようという気持ちの変化をもたらす

ようになった。

 

ちなみに、睡眠障害を抱えているタレントとして、

松本人志武田鉄矢などもそうらしい。

かれらも、睡眠剤を服用することがあるらしい。

 

さらに、最近、芸人の人が、サウナの後、睡眠剤を飲み、車でボーとしていて話題になった。

彼たちは、我々より、よっぽど不規則で、圧力の中で生活しているのだから、

そりゃそうだろうと、納得している。

3月が過ぎて新年度になり

春を乗り切り、新年度が始まった。

相変らず、睡眠剤を飲まない日もあったが、トータルでは、

眠剤を飲む方が多かった気がする。

しかし、飲むときも、マイスリーを半分にして、様子を見て、

12時を過ぎても眠気が来ないようなら、グッドミンを投入という

方法をとった。

 

段々と、寝られる日と、寝られない日が固定されてきた。

火曜日の夜は良く寝られた。おそらく、水曜日の仕事が楽なので、

別に一睡もしなくてもいいや、という開き直りがあったと思う。

逆に、金曜日、土曜日が寝つきが悪かった。

 

いっぱい寝られる。明日は休みだ、という気持ちがかえって、プレッシャーに

なったようだ。脳って不思議。

 

だから、土曜日、日曜日は確定した約束はほとんどしなかった。

子供と映画の約束も、あしたパパが仕事が何もなかったら(実はない)、

行こうね。という風にして、絶対、行かなければならないという縛りを

無くさなければならなかった。脳ってめんどくさい。

 

だから、友達も少ない私は、かえって日曜日は家でルーティーンワークに

なっていった。朝5時に起きて(もう4時間か5時間しか寝られない)、

庭の手入れをして朝日をなるべく浴びるようにして、その後、家族の朝食

を作り、まだ寝ている家族を起こさないように、朝食を食べて、

筋トレ1時間。

トイレの掃除。

その後だらだらテレビを見て、昼に昼食。

午後には、読書と、ランニング。もしくは、子供とキャッチボールなどして遊ぶ。

こうやってみると、とてもよいマイホームパパになっている。

 

しかし、自分をコントロールできない自分にイライラしていた。

そこで、以下の事をやってみた。

1.瞑想(座り座禅)

2.ヨガ(バランスボールで自分で。やり方youtube

3.森田療法(現状を認識し、あえて何もしない)

 

はじめての森田療法 (講談社現代新書)

はじめての森田療法 (講談社現代新書)

 

 

全部、きちんとやれば、それなりに効果があったのだろうが、

すぐにやめてしまった。

 

そんな時、一冊の本に出合った。

 

依存症について

12月も終わるころには、あとは、睡眠障害だけとなった。

寝られる日もあるし、寝られない日もある。

しかし、いずれにしても6~7時間続けて、寝られなくなった。

途中で、3~5回は必ず覚醒するようになった。

 

このころになると、今日は、寝られないかもという日が分かるようになった。

その時は、迷わず、睡眠剤を飲んだ。しかし、これが続くと、飲まないと

寝られないのではないかという感覚になってくる。

 

眠剤マイスリーは、超短期型で2~3時間しか持たない。

しかも非ベンゾ系というやつで、医者も処方するときに、

「これは、目覚めもすっきりして、依存になりません」と言った。

しかし、間違いなく、これは嘘だ。

おそらく、臨床実験とか、成分とかそんなもんでは依存性はないと

しているのだろうが、患者側の精神的依存というものがある。

 

つかり、薬がないと寝られないんじゃないかという恐怖があると、

どうしても、薬に依存する。

また、薬に頼らないで寝ようとすると、寝酒で酔っ払って寝てしまえという

発想になる。今度はアルコール依存症になる。

事実、私は薬なしで寝られた場合の何例かは、酒で無理やりという事も

多かったように思う。

 

例によって、本、インターネットを駆使しして、調べてみた。

やはり、離脱症状は、非常に強く出る場合は、精神的にきつくなるらしい。

そして、薬を飲み続ける時間が伸び続け、10年も20年も続ける

事になる。その場合は、体や脳に変調をきたすことが多い。

それは、記憶が消えていく恐怖を味わった私にはよくわかる。

また、飲み続けた場合、その薬に対する耐性が出来るので、錠剤が増えるか、

更に、強い薬が必要になる。つまり、廃人にまっしぐらである。

 

よって、なるべく、抗うつ剤は止める時を考えて、飲むべきで、

眠剤は、”寝られない”という場合の、最初の選択肢であるべきではない。

よって、一回睡眠剤(たぶん抗うつ剤も)に手を出した場合は、

その薬から離脱するための、覚悟が必要で、且つどうやって離脱するか

という方法を考える必要があるだろう。

 

1~3月はその事ばかり考えていた。

 

ハッキリ言って、いまだに、完璧に離脱したとはいいがたい。

次の日に、プレッシャーのかかる仕事があると、寝られないので、眠剤を投入する。

そうでなくても、例えば、息子の事で心配が、仕事のミスが、妻と喧嘩した

など、些細なことで、寝られなくなる場合もある。

こんなことは、昔からあったことだろうが、しかし、眠剤があるという

意識が働いてしまう。

 

一回手を出すと、依存症は直らないのだ。

もしかしたら、一生かもしれないと、あきらめている自分もいる。